日本腎移植内科研究会

腎移植内科研究会・第4回学術集会

腎移植科を立ち上げから 2 年を経て、今後の当院における課題について


○赤沼 嵩史1、海上 耕平3、越智 敦彦1、井上 貴博1、木村 夏雄1、渡邊 久貴1、土岐 紗理1、范 博1、岡田 大吾1、相川 浩一1、安倍 弘和2、奥見 雅由4、田邉 一成1
1医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 腎移植科、2医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 泌尿器科、3東京女子医科大学病院 腎臓内科、4東京女子医科大学病院 泌尿器科

腎移植は外科医による手術だけではなく免疫抑制剤や術後の慢性腎臓病管理といった内科的管理が必要となる。当院では 2016 年 11 月に泌尿器科と腎臓内科が合同で「腎移植科」を立ち上げた。腎代替療法の提示から移植後の内科的管理まで腎臓内科が行い、外科的加療は泌尿器科を行うことでそれぞれの科の専門性を活かした加療が可能となり院内連携も強固となった。また、東京女子医科大学病院泌尿器科、腎臓内科と連携することで手術のサポートだけではなく周術期の管理や術後の慢性期合併症の対応につ いて医学的妥当性が高い治療を行うことができている。 2017 年 3 月に 1 例目の移植を行い、2018 年 5 月までに 12 例を終えている。
今後の当院における移植医療をどのように発展させていくか、また千葉の移植医療発展の為に当院が担う役割について考察する。